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大腸がんの転移・再発リスクを高精度判定

簡単な血液検査で、大腸がんやがん化する大腸ポリープを高確率で特定する新しい検査方法が開発された。また、大腸がんの再発、転移リスクを判定する新検査方法も開発が進んでいる。

新大腸がん検査は、採取した少量の血液を遠心分離し、上澄みを検査する簡単な方法。これで大腸がんもしくは大腸ポリープの早期発見が可能となり、患者の生存率向上が期待される。

この新しい大腸がん検査は、三重大大学が米国の病院との共同研究。

また、大阪大学では、大腸がんの再発や転移のリスクを高精度に判定する手法を開発した。

病原体の侵入などを防ぐ「リンパ節」に含まれている微量のがん細胞を調べることで、大腸がんの再発や転移のリスクが判定できるのだ。

大腸がん患者300人を対象とした調査では、リンパ節にがん細胞の量が多いと、転移や再発の確率が高まることが証明された。この検査では、リンパ節転移の大小に依存することなく、より正確に再発リスクの高い患者を判別できることも判った。結果として大腸がんの転移再発を早い段階で抗がん剤など潰す早期治療が可能になる。

posted by: makkigan | 末期がん治療法と新薬 | 12:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
検便よりも高確率検出の大腸がん新検査

血液だけで大腸がんを92%という高い確率で診断できる検査方法が開発された。

わずか0.5ミリリットルの血液で、約3時間で大腸がんの判定が可能。

従来の検便、「便潜血検査」では、便に混じった血液を調cべたり、他の腫瘍マーカーで検査されてきたが、 大腸がんを発見できる確率も精度も非常に低いことが問題だった。

新大腸がん検査は、 大腸がんで多く発生する「miR―21」と呼ばれるマイクロRNAに着目した検査法だ。miR-21は、がん細胞が分泌する微細なマイクロRNA(リボ核酸)だが、ポリープ患者で約2倍、大腸がんの発症者では健zl常者の約5倍に増えることが発見されたのだ。

大腸がん検査では、ポリープ患者でも82%、大腸がん患者なら92%の高い確率で判定できるため、がんの前段階であるポリープも高い確率で判定でき、発病前に治療することも可能になるという。

今後は、約2年間程で実用化が見込まれるため、 大腸がんの初期治療、発症前治療が大幅いに進展しそうだ。

大腸がん高精度新検査法は、三重大学と米医療機関が共同開発し、米国立がん研究所の機関誌に発表された。

posted by: makkigan | 末期がん治療法と新薬 | 12:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
135〜300倍効果の新抗がん剤とは

子宮頚がん治療の効果が既存抗がん剤の135倍という新薬の開発が進んでいる。

子宮頚がんや神経芽腫細胞のがん細胞が増殖する仕組みは、徐々に明らかにされつつあり、LSD1(ヒストン脱メチル化酵素)という酵素が大きな原因と分かっている。 子宮頸がん新薬は、このLSD1を標的としてがん細胞の増殖を抑制する。

このLSD1を標的とした抗がん治療は、抗うつ薬として臨床で使われているトラニルシプロミンという薬が有効であることは既知だった。 子宮頸がん新薬は、トラニルシプロミンをLSD1だけに輸送して結合させるドラッグデリバリ型分子(DDM)の「NCD33」を作製したのだ。

このNCD33によるがん治療では、既存薬のトラニルシプロミンに比べて、非常に高い抗がん治療効果が確認された。

子宮頚がん新薬のNCD33は、実験ではLSD1だけを阻害できることが示された。そして、培養したがん細胞に対して、 子宮頚がん細胞の増殖をトラニルシプロミンより135倍以上強く抑え、かつ、神経芽腫細胞に関しては、300倍も強くがん細胞の増殖を抑えたのだ。

今後は、早急に動物実験で安全性と効果を確かめ、人体への臨床試験を模索する予定。

子宮頚がん新薬のNCD33は、京都府立医科大が開発し、その開発研究の成果がドイツ科学誌「Angewandte Chemie International Edition」に掲載された。

posted by: makkigan | 末期がん治療法と新薬 | 14:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
新型治療機器で すい臓がんを自動追尾治療

がん放射線治療の際に呼吸で動いてしまう臓器のがんを動くがんの位置をリアルタイムで正確に捉えつつ、放射線をピンポイントで照射できる世界初の治療機器が開発された。

副作用を減らせる最新放射線治療機器は、ベッド型でがんの動きを捉えて追尾できるカメラと「ジンバル」という放射線照射機能を備えたもので、三菱重工業と京都大学の共同開発。

呼吸で動く体内の臓器の中のがんの位置をリアルタイムで捉え、放射線を正確に照射できるため、 がん周辺の正常組織への影響=副作用を減らすことができる。

既に、肺がん胃がんの治療に対しては、同じタイプの治療装置が開発済だったが、新型治療装置はさらに精度が上がったことで、治療が難しいとされる膵臓がんの治療も可能となった。

周辺組織への放射線量を軽減できる副作用が最小化できたことで、 がんを叩く放射線量がアップできる。また、治療時間が短縮できることから、がん患者の負担も大幅に軽減された。

posted by: makkigan | 末期がん治療法と新薬 | 12:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
すい臓がん新薬はナノカプセルで効果向上、副作用低減

すい臓がん新薬の最終治験が8月から台湾で開始される。

最終の第3相臨床試験が実施される抗がん剤新薬は、「ナノプラチン」。新薬ナノプラチンは肺がんなど多くのがんで使われている抗がん剤「シスプラチン」を、マイクロカプセルに封入することで、副作用を低減しつつ、効果を増大させた。

マイクロカプセルは外側が親水性ポリマー、内側が疎水性ポリマーという2層構造に設計されており、 抗がん剤が徐々に放出されてがん組織に蓄積されるため、 抗がん作用を増大しつつ、副作用も減らす効果があるとされる。

実施される臨床試験は、転移性または進行性のすい臓がんが対象で、既にすい臓がんに用いられている抗がん剤「ゲムシタビン」との併用効果を検証される。総数300件余りの症例へ投与される予定。

posted by: makkigan | 末期がん治療法と新薬 | 16:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
肺がん,乳がん,大腸がんの治療費が安くなる方法

肺がん、乳がんの高額治療を安くする方法

がん治療は、日進月歩で良くなる一方で医療費は高額になっている。治療費があまりに高いために、病院での治療を断念するがん患者が少なくないことも社会問題化しつつある。癌治療は実際に金額は高いのだが、患者が実質的に払う治療費は、事前情報よりもずっと少ない金額で済むことは体験するまで知らない人の方が多いだろう。実は、保険を始めとする各種制度の活用でなるべく医療費の実質負担額は、かなり低減できるのだ。「先立つモノ」として治療費の金銭を想像しがちだが、がん治療は情報が最優先されるべきだろう。正確かつ的確な情報さえあれば、高額の治療費を恐れて治療を抑制するような勘違いも回避できる。

以下に日本人でのがん発症数の多い「胃がん」「肺がん」「大腸がん」「乳がん」「肝臓がん」の一般的な治療を前提条件とした自己負担の治療費を記した。

なお、検証の前提となる保険は自己負担3割で、かつ「高額療養費制度」を利用している。

【乳がんの治療費】

最も自己負担の治療費が高くなるのは乳がん。乳がん診断後の5年後生存率が87.7 %と高いことが最大の理由だ。

乳がん利用に要する平均入院日数は11.8日。しかし、再発予防治療のホルモン療法が5〜10年間も継続される必要があるため、長期間の治療が治療費を累積し多くしてしまう。

近年の乳がん手術の傾向は、切除範囲を可能な限り小さくする“温存手術”が主流。入院は手術時だけで、後の治療はすべて外来で行う。

しかし、切除範囲が大きい場合には、乳房の再建手術が非常に進歩している。人工乳房の再建に要する治療費は、100%自己負担ながら50万〜100万円が必要となる。

乳がんは手術後に、再発予防のために放射線照射、抗がん剤治療を実施し、抗がん剤治療終了後からホルモン療法を5年間継続し検査を並行する。

乳がんに対して、早期発見で温存手術・術後再発予防抗がん剤・放射線療法を行った場合、 5年間の治療費合計は92万円となる。

【肺がんの治療費】

肺がんの治療費は、小細胞肺がんに対して、放射線化学療法を実施した場合で2年間に計45万円の自己負担が掛かる。

肺がんは平均入院日数21.7日で、進行が早いのが特徴であるために、肺がんと診断された後の5年後生存率は29%と低い。

肺がんは、発見時には既に手術が不可能なほどにがんが進行している患者が多く、放射線治療や抗がん剤治療が中心となるのだ。

肺がんへの標準的な治療法は、最初の20日間の入院期間中に放射線治療と抗がん剤治療を実施し、その後の3か月間で追加の抗がん剤治療と転移しやすい脳への予防的な放射線照射を行う。 2年目以降も検査は必須となる。

【胃がんの治療費】

胃がん診断後の5年後生存率は64.3%と高い。胃がんの平均入院日数は22.6日。早期の胃がんで発見されたなら、5年後生存率は90%を超えるている。

早期で発見の胃がんに対しては、がん患者の負担が重い開腹手術ではなく、負担の少ない内視鏡でがん粘膜を切り取るだけの手術が拡がり、日帰り手術さえも可能となっている。

胃がん内視鏡手術の負担が軽いのは、 4か所程度の小さな穴をお腹に開けて細い腹腔鏡を差し入れ、先端のメスでがん患部を切り取る開腹が早いのだ。手術費用は120万円と高額だが、高額療養費制度の適用で患者の実質負担額は9万円程度。

入院は10日程度、術後の検査費用(毎年3万円)を含めて、2年間での治療費の自己負担額は約14万円となる。

【肝臓がんの治療費】

肝臓がん治療費は、経皮的エタノール注入療法を前提とすると2年間で合計21万円。 3年目以降も6万円の検査費用が毎年に自己負担となる。

【大腸がんの治療費】

大腸がん、結腸がんの治療費は、切除手術・術後再発予防抗がん剤療法を行った前提なら、2年間で自己負担は42万円。

がんの治療費が高額化する一方で、患者の自己負担額が抑えられているのは、「高額療養費制度」のお陰だ。「高額療養費制度」は、治療費が数十万円から数百万円と高額になった場合でも、患者の自己負担額が月額一定に抑制される健康保険の制度。患者の自己負担額は収入と年齢で差があるが、月額2〜8万円に軽減される。

高額療養費給付の問題は、患者が治療費の3割を一度支払い、後に還付されるため"立替金"が必要なことだ。実質が安くなると解かっていても、高額の一時払い金が治療への障壁となる場合も多い。

しかし、救済策として、支払額を最初から減額する「委任払制度」や「貸付制度」も増えてきた。「委任払制度」には病院承認が必要な場合や、貸付金額が保険機関で違う場合もあるので、がん治療に際しては、早期に病院の医療相談室等に相談することが必須だと言える。

がんは、治る病気だ。その前提で、万全の治療を施しつつ、治療費の負担を抑制し、予後の人生を益々汁実させるための備えを進める算段で臨みたい。

posted by: makkigan | 末期がん治療法と新薬 | 16:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
末期がん、転移ガンを免疫力で完治させる がんワクチン

がん患者自身の免疫力を高めた「がんワクチン」が。注射したがん患部以外の転移したガン細胞も攻撃する効果があることが発表された。

がん治療遺伝子「REIC(レイク)」を発見した岡山大学が、 2011年から実施している実際のがん患者への臨床試験において、直接投与した部位のがん細胞が消滅しただけでなく、他の転移がんの細胞も大幅に減少したのだ。

全身にがんが転移して外科手術では除去できないがん患者や、通常の抗がん剤が効かない進行がんの末期のがん患者などが、新薬の治療対象として期待が高まっている。

新治療法の臨床研究は2011年1月から、 前立腺がんの男性20人を対象として実施されている。 REICの濃度が高いほどがん細胞を死滅させる効果作用が強く、副作用も少ないと安全性も確認できている。

最も顕著な回復例としては、リンパ節5カ所余に転移し、抗がん剤が効かない、いわゆる末期がん状態の男性(60代)の治療回復例。 REICをがん患部へ2回注射したところ、腹部にあった最大の腫瘍(直径最大5センチ)のがん細胞は消失しただけでなく、他の臓器に転移していたがん細胞も大幅に減った回復が確認された。

REICを注射したがん患部だけでなく、他所のがんも攻撃する『究極の遺伝子治療』が実現に近づいている。

posted by: makkigan | 末期がん治療法と新薬 | 18:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
結腸がん・直腸がんの余命を延長する新薬

結腸・直腸がん治療の抗がん剤新薬が、新たに日本で承認申請された。

新薬は抗がん剤「TAS-102」(トリフルリジンとチピラシル塩酸塩の配合剤)。適応は、「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん」とされ、臨床試験では約3ヶ月の余命延長の効果があるとされた。

がん剤新薬「TAS-102」は経口薬で、大鵬薬品が開発中。

posted by: makkigan | 末期がん治療法と新薬 | 11:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
肝臓がん新薬はがんウイルス

天然痘治療などのワクチン遺伝子を組み換えて開発されたがんウイルスによる新しいがん治療法が開発されている。

遺伝子組み換えられたワクシニアがんウイルスは、患者の免疫細胞が、がん細胞を集中的に攻撃するよう組み換えられている。さらにワクシニアがんウイルスは、患者のがん細胞内で増殖することで がん細胞を死滅させるのだ。

既に臨床試験が開始されており、 がん細胞の増殖が抑制され、がんへの血液の供給が減少する効果が確認されている。 がん細胞を破壊し、がんに対する免疫応答を誘導するように遺伝子操作されたワクシニアウイルスが、 肝細胞がん患者の生存期間を延長したのだ。進行性の肝細胞がん患者30人に新薬を4週間投与した結果、低用量が投与された14人の肝細胞がん患者は平均6.7か月、高用量が投与された16人の肝細胞がん患者は平均14.1か月の生存期間が延長した。臨床試験では、1人の患者に嘔吐があった以外は、重い副作用は無かった。

がん溶解性ウイルスは、肝細胞がんだけでなく がん治療の有望な新治療法として注目されている。

ワクシニアがんウイルスの研究は、英医学誌「Nature Medicine」に発表された。

posted by: makkigan | 末期がん治療法と新薬 | 17:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
膵臓がん新薬を治験開始

新しいがん治療法として期待が高まっている 「がんペプチドワクチン治療」 の臨床試験が開始される。

治験対象は、治療が困難とされる食道がん膵臓がん患者で、各40人に対して、 新治療法の臨床試験が実施される。

新薬のペプチドワクチンは、 がん患者自身の免疫力を活用する新治療法。 がん細胞を攻撃する免疫細胞のリンパ球が、 がん細胞の表面に発現する特有のペプチドというアミノ酸化合物をがん細胞攻撃の目印にする性質を利用している。ペプチドを体外で人工的に合成して投与し、リンパ球を増殖させてがんを治療する。 現在のがんの3大療法とされる外科手術、抗がん剤化学療法、放射線療法による治療が困難ながん患者に対する、第4の治療法として期待が高まっている。

今回の新薬の臨床試験が最も特徴的なのは、全国で初めて、その費用が寄付で賄われることだ。

治験に要する費用を、 がん患者団体 「市民のためのがんペプチドワクチンの会」として、全国から寄付金を募集するのだ。 寄付金の目標は、3年間で3000万円。

ペプチドワクチンによるがん治療は、製薬会社主導での効果検証も進んでいるが、白血球の抗原が多い患者だけを対象としている。今回の治験では、日本人では少ない部類に入る特殊な抗原タイプのがん患者も治験の対象とすることも注目されている。

食道がんすい臓がんに対するがんのペプチドワクチンは、既に安全性確認の段階を終了し、一日も早い新薬の完成が待たれている状況なのだ。

posted by: makkigan | 末期がん治療法と新薬 | 11:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - |